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石綿セメント管の管体強度試験について

 平成元年に(財)水道技術研究センターから発行された「水道用石綿セメント管診断マニュアル(以下、マニュアル)」によると、 管体診断法については「1)管体強度試験を採用することを原則とする」としています。ここでの管体強度試験の内容としては、 曲げ試験、水圧による破砕試験、管片圧壊試験の3種類の管体強度試験を行う事となっています。
 しかし、石綿セメント管更新のピークも過ぎ、診断件数の減少、試験機器の老朽化、また石綿セメント管の原料であるアスペストの取り扱い上の問題等により、 管体試験を実施できる試験機関が年々減ってきており、国内で管体強度試験を行うことが困難な状況 となってきました。そこで、管体強度試験に代わる診断方法として、マニュアルでは、
 2)フェノールフタレイン溶液による中性化試験、
 3)比重および吸水率測定、
 4)γ線による健全部管厚測定、があります。
これら 2)〜4)の方法は、管体強度試験の採用が困難な場合の代替法として用いられてきましたが、 平成16年度より、管体試験については、 2)および 3)の試験を行い、いずれかの悪い方の結果(老朽度が高い方)を採用し、 老朽度レベルがTないしUと判断された場合でも、石綿セメント管管路更新に際して厚生労働省の国庫補助の対象として認められる事となりました。 「4)については今回対象外としました。」