日本では地表水を対象とした浄水処理が主流ですが、クリプトスポリジウム等対策の目標である濁度0.1度以下を常時維持することが困難な水道事業者も見受けられており、その対策が求められています。こうしたことから、本研究では、将来的な紫外線処理の地表水への適用拡大に向け、情報・知見や紫外線処理の適用拡大の可能性及び留意事項の取りまとめ等により、実務に即した提案を行こととしました。
研究成果が、地表水を対象とした浄水処理への紫外線処理の適用拡大へ活用されることにより、病原微生物に起因する健康リスクの低減を目指すものです。
平成26年度〜平成28年度
研究体制は次のとおりです。
研究代表者: |
大垣 眞一郎 |
水道技術研究センター 理事長 |
研究分担者: |
安藤 茂 |
水道技術研究センター 専務理事 |
研究協力者: |
水道事業体 4名、JUVA 2名、JWRC 5名 計 11名 |
・濁度管理等における課題の抽出
・原水条件及び処理効果の検証
・照射手法及び設計諸元の検討
・維持管理上の留意事項の検討
地表水を対象とした浄水プロセスにおける紫外線処理の適用に係る導入・設計及び運転・維持管理に関する研究成果のまとめを行います。