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概要

水道施設の新たな点検手法等に関する研究 (Aqua-Bridge プロジェクト)

1.背景および目的

水道施設の多くは高度経済成長期に整備されたことから、近年、多くの施設が老朽化を迎えつつあります。そうした状況の中、令和3年10月に発生した水管橋崩落事故では施設老朽化や維持管理の課題が顕在化しました。
事故を未然に防ぐため、各水道事業体では吊材を含む水管橋をはじめ、水道施設の定期的な点検に取り組む必要がありますが、点検に係る時間や人員等の問題から作業の効率化が求められています。効率化の手段として、ドローンをはじめとするICT等新技術(以下、『新技術』という)の開発が進められているものの『水道施設の点検を含む維持・修繕の実施に関するガイドライン』(厚生労働省医薬・生活衛生局水道課 令和元年9月 作成)は具体的な点検事例が記述されるものではなく、各水道事業体にもノウハウがないことから、活用はあまり進んでいない状況でした。
このような背景から、水道技術研究センターでは、水道施設における新技術を活用した点検手法等の事例集作成プロジェクトを立ち上げることとしました。
本プロジェクトでは、新技術を活用した点検手法等の実用性や課題点について検証を行うとともに、必要に応じて可能な範囲で水道施設での実証実験を行います。そして、これらの結果と課題等収集情報をあわせ報告書として整理し、広く情報共有することを目的とします。
同時に、現時点での技術の到達点を把握することで、今後の技術開発に資する事例集とすることも目的とします。また、この事例集では水道分野における情報収集だけでなく、水道以外の分野で目覚ましい発展を遂げている新技術を水道分野に活用することで各事業体での業務の効率化の参考になることも目指します。
なお、当プロジェクトでは水道施設のうち、主に水管橋を対象とします。

  

2.研究期間

令和4年10月から令和6年3月

  

3.研究体制

研究体制は、次のとおりです。

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