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概要

小規模水道事業及び施設の再構築に関する調査に係る研究

研究背景

簡易水道等の小規模水道は、規模的にも効率性を求めにくく、また、地理的な制約が多い中で、地域における水道普及促進や生活環境の改善、公衆衛生の確保に多大な貢献を果たしてきました。これは当該事業体及びこれを支援する国や県等の継続的な取り組みの結果と評価されます。しかしながら、今後、老朽化施設の更新、耐震化、水道水質の適正管理等、地域の生活基盤である水道を維持していくために小規模水道が取り組むべき課題も多くなっています。
当センターでは、これらの課題解決に貢献するため、平成25年度より「小規模水道事業及び施設の再構築に関する調査に係る研究」委員会(委員長:太田正作新学院大学経営学部長)を立ち上げ、研究を実施しました。
  

研究概要

施設と管理の統合と分散

簡易水道事業や飲料水供給施設を多く抱える事業体においては施設・管理共に統合することが望ましいですが、地理的な制約が多い地域では施設の統合は容易ではありません。そこでそのような地域では施設を分散させたまま管理を統合する『分散ネットワーク型』や一部施設のみを統合する『統合・分散混合型』が望ましいことを示しました。

施設/管理の統合と分散

山間にある浄水施設の事例
  

多様な給水手法の検討

管路維持困難地域等では、従来の強固で耐久性の高い配水管を通して各戸へ浄水を給水し続けることが困難な状況となってきています。そこで、当センターでは、欧米の先進事例や国内の事例を調査して多様な給水手法を紹介してきました。今後は各種の給水手法について、技術・水質・コスト・ソフト面等で検討を行いました。

小規模集落における給水手法の検討例

簡易ろ過装置(貯水タンク等)
  

研究成果の紹介

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